女性をターゲットにした悪質デートクラブ詐欺の実例と対処法5つ(中編)

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前編に引き続き、悪質なデートクラブの詐欺事例と対処法を紹介していきます。

“登録詐欺”の対処法

女性会員がデートクラブの退会を希望し、デートクラブ側がそれを納得しやすい一番の理由は決まったパパが見つかった事による円満退会となっています。
そこで、面談の時点で登録詐欺を行うデートクラブを見分けるには
「決まった男性が見つかって、男性側もそれを望んだ場合すぐにでも退会する事は出来ますか?」
と質問をする事をオススメします。
この質問に対し、
・「それもいいけど〇ヶ月は色んな男性を見た方が…」
・「その男性にだけ見せないでコッソリ続ける事も…」
など、ハッキリとYESと言わずにあいまいな返答を返された場合はかなりの警戒が必要です。
また、登録した後に辞めさせてもらえない事が発覚した場合、拒否された日から1週間ほど日数を空け、「弁護士の方に相談したのですが、おかしいところが多いので警察に相談した方がいいと言われました」などと伝える事が良いでしょう。
無料相談や事務所で30分だけなど本当に弁護士に話を通しておくのが最も効果的ですが、事情が事情ですので本当に相談していなくても構いません。
悪質なデートクラブが最も警戒する警察・弁護士の介入を匂わせることが大事です。

退会しても写真&プロフィールが消されない“サクラ詐欺”

悪質なデートクラブの中には女性が退会した後もその女性の顔写真を掲載し続け、女性会員の数を水増ししている“サクラ詐欺”を行う団体が存在します。
この詐欺のタチが悪いところは女性が被害に気づきにくい事であり、最悪の場合その顔写真がネット上に流出し、デートクラブにいたことが周りにばれてしまう事がある事です。
良質なデートクラブは男女会員の写真が流出することがないようセキュリティ対策を厳重に行っているものですが、詐欺運営をしているデートクラブはそういった場所の経費をケチり、プロフィール画像や顔写真を簡単にスクショ出来る仕様のままにしていたり、酷い場所だと秘密厳守どころか名簿を業者に売っているケースが存在します。
悪質なデートクラブにとって、運営上最も難しいのは女性会員の数をキープ以上にし続ける事です。
男性会員にとって女性会員の数が多いことは入会を決める大きな決め手になりやすいので、1人でも多く女性会員がいるように見せかける必要があります。
そこで、もし男性会員が既に退会している女性会員を指名しようとした場合、何食わぬ顔で似た風貌の別の女性を紹介したり、「その女性は人気過ぎて会員ランクを上げないとオファー出来ない」と言って料金の値上げを提案してきたりするのだそう。

“サクラ詐欺”

被害者であると同時に加害者になってしまうこのサクラ詐欺の対策は、女性同士で横のつながりを持っておくか、面談の際にこういったケースもある事を告げ、退会した後にプロフィールの削除を確認できる手段はあるか?と聞いてみるしかありません。
ただし、デートクラブ側にもセキュリティの問題がありますので良質なデートクラブであっても退会後に自分のプロフィールが消されたかを直接確認に行くのは難しいでしょう。
ですから、この質問の後は質問の答えではなく、質問をした時のデートクラブ側の人間の態度を見て下さい。
基本的に、良質なデートクラブであればそういった事情なども含めて丁寧に説明してくれるはずです。
「二つ返事ですぐに消しますよ!確認も出来ます」と安請け合いされた場合、セキュリティ面の質問をして少し詰めておく必要があるでしょう。
ちなみに、悪質なデートクラブはパスワードの管理なども甘く、入会時に渡されていたIDやパスワードで退会後もクラブのHPにログインできる場合があります。
そういった場合は証拠付きで確認が出来るままになっていますので、しっかりとプロフィールや顔写真が残ったままである事を日時付きで撮影してからデートクラブ側に警告または弁護士へ相談に行きましょう。
→『女性をターゲットにした悪質デートクラブ詐欺の実例と対処法5つ(後編)』に続く

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